東京ミッドタウン先端医療研究所

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大腸がんの治療選択ガイド 再発予防のために、今できること 大腸がんの治療選択ガイド 再発予防のために、今できること

手術は成功って言われたけど、この先どうすればいい?
抗がん剤は必要…?
必要じゃない?

手術は成功って言われたけど、
この先どうすればいい?

抗がん剤は
必要…? 必要じゃない?

その不安、よくわかります。
術後の治療は
迷うのが当たり前

なんです。
まずは、何を基準に考えるか
一緒に整理していきましょう。

東京ミッドタウン先端医療研究所 所長 
島袋 誠守 医師

術後治療の考え方

大腸がんの手術後、「この先、抗がん剤治療は必要なのか?」と悩まれる方は少なくありません。
特にステージの場合、治療方針の判断は一律ではなく、患者様ごとに異なります。
まずは、どのような考え方で判断していくのか、整理していきましょう。

大腸癌治療ガイドラインでの位置づけ

大腸癌治療ガイドラインでは、以下のように示されています。

  • すべての患者様に一律に補助化学療法(抗がん剤治療)をすることは推奨されていない
  • ステージの大腸がん、またはステージの大腸癌で再発リスクが高いと考えられる場合は、抗がん剤治療を検討する

つまり、「全員に抗がん剤が必要」というわけでも、「全員に不要」というわけでもないのです。
では、どう判断すればいいのでしょうか?

図:術後の治療方針を考えるフロー

再発リスクは、複数の要素を総合的に見て判断します。たとえば、手術で取り除いたがんの病理検査結果、リンパ節への転移の有無、がん細胞の性質、がんが見つかった場所や広がり、遺伝子検査の結果などです。これらの情報をもとに、「再発リスクがどの程度あるか」を見極め、治療方針を考えていきます。

  • 患者さんのための大腸癌治療ガイドライン 2022年版

大切なのは、納得して選択すること

抗がん剤治療を「する」「しない」どちらにも、理由があります。
大切なのは、

  • ご自身の状況を
    正しく理解すること

  • 再発リスクと治療の負担の
    バランスを考えること

  • 医師と一緒に、
    納得できる選択をすること

治療の選択には、ひとつの正解があるわけではありません。だからこそ、不安を感じるのは当たり前のことなのです。
どの段階でも、「患者様と医師が一緒に考える」ことが大切です。
特にステージの場合、再発リスクの判断は簡単ではありません。病理検査の結果、がんの性質、遺伝子検査など、複数の情報を総合的に見ながら、患者様のお考えや生活状況もふまえて、医師と相談しながら方針を決めていきます。

近年は、血液検査による遺伝子解析など、判断材料となる新しい検査も取り入れられています。

血液検査による遺伝子解析

術後の治療方針を考えるうえで、近年注目されているのが「血液検査による遺伝子解析」です。
従来の血液検査とは異なり、血液の中に含まれる、がんに関わるDNAの情報を詳しく調べることができます。この検査は「リキッドバイオプシー(液体生検)」とも呼ばれています。

リキッドバイオプシーとは

リキッドバイオプシーは、血液などの体液から、がんに関わるDNAやがん細胞の断片を検出し、遺伝子レベルで解析する検査です。
手術後、血液の中にがん由来のDNA(血中循環腫瘍DNA)が検出されるかどうかを調べます。

検査結果の見方

検出されない場合
再発リスクが比較的低いと考えられる
検出された場合
再発リスクが高い可能性があり、
より積極的な治療を検討する材料になる

ただし、この検査結果だけで治療方針を決めるわけではありません。
あくまで「判断材料のひとつ」として、他の検査結果や患者様の状況と合わせて総合的に考えていきます。

近年の取り組み

この血液検査による遺伝子解析は、世界的にも注目されています。
2025年のヨーロッパ臨床腫瘍学会(ESMO)では、大腸がん術後の治療個別化において、この検査が「患者様と医師が一緒に治療を考えるための重要な情報」として議論されました。
日本でも、先進的な医療機関で導入が進んでいます。

手術後の治療選択に悩む方にとって、血液検査による遺伝子解析は「どう考えるかを整理するためのひとつの材料」になり得ます。
治療を決める前に、判断材料となる情報を集め、医師と一緒に整理していくことが大切です。
なるほど。「考え方の整理ができる」と聞いて、少し気持ちが軽くなりました。
ちゃんと相談しながら考えていけばいいんですね。

当施設で提供している検査

東京ミッドタウン先端医療研究所では、手術後の治療選択に悩む大腸がんの患者様からのご相談をお受けしています。
手術で取り除いた組織の病理検査結果、患者様ご自身の価値観や生活状況などを丁寧にお伺いし、血液検査による遺伝子解析(リキッドバイオプシー)の結果も加えて総合的に判断しながら、お一人おひとりに合った治療方針を医師と一緒に考えていくことができます。

検査の特徴

採血のみで実施可能
がん由来のDNA(血中循環腫瘍DNA)を検出・解析

大腸がんの相談実績

当施設では、進行がんだけでなく、早期がんの術後に再発リスクについて相談に来られる患者様もいらっしゃいます。
「再発予防のために何ができるか」「どのような治療選択肢があるのか」患者様のご不安やご希望をお聞きしながら、一緒に治療方針を整理していきます。

また、「樹状細胞ワクチン療法」を治療選択肢のひとつとして提供しています。
樹状細胞ワクチン療法は、患者様ご自身の免疫細胞を使った治療法です。血液から採取した細胞を体外で培養し、がんと闘う力(免疫)を高めてから体に戻します。患者様ご自身の細胞を使うため、重篤な副作用が少ないとされています。

樹状細胞ワクチン療法 累計投与実績
2010年-2025年 治療がん種 割合

大切なのは、ご自身の状況を整理し、納得できる治療方針を医師と相談しながら決めていくこと。
必要に応じて、適切な医療機関へのご紹介もおこなっています。

当施設でできること

リキッドバイオプシーの結果に基づく
治療方針の相談
樹状細胞ワクチン療法の提供
定期的な経過観察のサポート
適切な医療機関へのご紹介
術後治療選択
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よくあるご質問

Q リキッドバイオプシーの費用を教えてください。
A

当施設でご提供している遺伝子検査は、以下のとおりです。

Guardant360 Infinity:
検査機関:Guardant Health(米国)
費用:462,000円(税込)
AlphaLiquid®100:
検査機関:IMBDx(韓国)
費用:385,000円(税込)
Q 樹状細胞ワクチン療法の費用について教えてください。
A

本治療は自由診療(保険適用外)となり、治療費平均は280万程度です。詳細な費用については、個別のご相談を承っております。

Q 健康保険は適用されますか。また、医療費控除の対象となりますか。
A
自由診療のため健康保険は適応外ですが、「医療費控除」の対象となる可能性があります。領収証は医療費控除を受けるための確定申告の手続きに必要となりますので、大切に保管しておいてください。
医療費控除について詳しくは、お近くの税務署までお問い合わせください。
Q 副作用について教えてください。
A
リキッドバイオプシー:
採血による検査のため、通常の採血と同様に、まれに採血部位の痛みや内出血が生じることがあります。
樹状細胞ワクチン療法:
主な副作用として、38度前後の発熱やワクチン投与部位の発赤が報告されています。これらは免疫反応によるものと考えられていますが、個人差があります。現時点までの臨床研究において重篤な副作用は認められておりませんが、体調変化には注意が必要です。

施設概要

医療法人社団ミッドタウンクリニック 東京ミッドタウン先端医療研究所
施設名
医療法人社団ミッドタウンクリニック
東京ミッドタウン先端医療研究所
所在地
〒107-6206
東京都港区赤坂9丁目7-1ミッドタウン・タワー6F
(東京ミッドタウン施設内)
  • 東京メトロ日比谷線/都営地下鉄大江戸線「六本木駅」より直結
  • 東京メトロ千代田線「乃木坂駅」3番出口より徒歩7分
  • 東京メトロ南北線「六本木一丁目駅」1番出口より徒歩8分
所長
島袋 誠守
設立
2010年4月
術後治療選択
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