大学病院との共同研究を基盤に、併設クリーンルームでワクチンを作製

当施設では、細胞培養加工施設(CPC: Cell Processing Center)を完備し、高度な細胞培養技術を活用した治療を提供しています。
CPCは、細胞を培養するために必要な高い清浄度を維持する専用のクリーンルーム(無菌室)です。
当施設のCPCは、がん免疫治療用ワクチンを作製するために、アフェレーシス(成分採血)によって採取した血液を培養し、樹状細胞を作成する培養室です。樹状細胞には、患者様のがん組織や適合する人工がん組織(抗原)を投与し、がん細胞を認識させた後、ワクチンを作製します。
当施設では、各学会が定める「免疫細胞療法細胞培養ガイドライン」に準拠し、日本再生医療学会認定の臨床培養士を中心とした専門スタッフが、患者様お一人おひとりに合わせた細胞培養からワクチン作製まで、丁寧かつ安全に行っています。
幹細胞治療に使用する脂肪から採取した幹細胞は、提携先の培養加工施設に輸送され、無菌環境で厳格な品質管理のもと培養されます。
免疫細胞療法細胞培養ガイドライン
https://jrai.gr.jp/related-information/guideline.html
https://jrai.gr.jp/related-information/guideline.html
顕微鏡による観察

顕微鏡を使い、細胞の状態を観察し、培養過程における細胞の成長や挙動をモニタリングしています。毎日の観察を通じて、培養の進捗を管理し、細胞の品質を保っています。
このプロセスは、培養プロセス全体の品質管理において重要な役割を果たしています。
このプロセスは、培養プロセス全体の品質管理において重要な役割を果たしています。
安全キャビネット内での作業

安全キャビネットは、無菌環境を保ちながら、細胞培養に必要な作業を行う設備です。菌や微生物が外部に漏れることを防ぐと同時に、細胞を外部からの汚染から保護します。
また、作業者自身も安全に作業できるよう設計されており、培養プロセスの安全性を確保するために欠かせない設備です。
また、作業者自身も安全に作業できるよう設計されており、培養プロセスの安全性を確保するために欠かせない設備です。