
東京ミッドタウン先端医療研究所は、
自分の人生は、自らの意志で決定し、
自分らしく生きていくことこそが、
しあわせな人生につながると信じています。
だからこそ、
病気や加齢による衰えへの不安に対し、
通院する方自らが
そのソリューションを決定するための
十分な対話を促し、その決定を、
全力でサポートすることを
使命としています。
がんや老化への不安を納得に変える
先端医療研究所の「ゼロ・オピニオン」
当施設は2010年の設立以来、国内外の先端医療技術の情報を集約し、これまで多くの患者様に触れてまいりました。
近年、遺伝子解析技術や免疫学の発展によって、特にがん治療分野では大きなターニングポイントを迎え、新しい治療薬の開発・研究が進んでいます。
医療の進歩に伴い治療法の多様化も進み、患者様がご自身で治療を選ぶことができる一方で、「 どの治療が良いかわからない」 「出来ることを積極的に取り入れたい」「治療法がないと言われた」などと悩まれる方も多くいらっしゃいます。
当施設では、その人のご病気の改善はもちろん、ご自身の想いや周囲の状況を深く理解することで、お一人おひとりに合った選択肢を探し出し、ご自身の意思による医療選択を支える「ゼロ・オピニオン」の考えのもと、患者様、ご家族様の不安を納得に変えるためのサポートを行っています。
「ゼロ・オピニオン」とは
オピニオンは、「意見」「見解」「考え」といった意味を持ちます。医療の世界においては、医療を受ける際の方針等について、医者(主治医)に初めて意見を聞くことを「ファーストオピニオン」、以降主治医以外の意見を聞くことを「セカンドオピニオン」や「サードオピニオン」…と称しています。いずれも、他者からの意見を求めることを指しています。
当施設が提唱する「ゼロ・オピニオン」とは、患者様が医療を享受するにあたり、自分自身の考え・意見を持ち、納得した医療を受ける(受けられる)ことが重要である、という考え方です。
ご自身の病気や状態をご自身が正確に知り適格な医療を受けることはもちろん、ライフスタイルやこれからの人生も踏まえて、どのような選択をすることがご自身にとってよりよい未来につながるか。
当施設では、そうしたお気持ちや背景も含めて、がんや老化といった不安を納得に変えるためのサポートを行っています。
先端医療研究所の歩み
当施設では2010年の設立当初から、がん免疫細胞療法をはじめとした先端医療分野の治療開発を開始。
2017年以降は先駆けて次世代シークエンサーを用いた遺伝子検査「リキッドバイオプシー」を導入。
2019年より、がんの特異遺伝子である「ネオアンチゲン」を応用した治療確立に向けて、臨床研究を実施。2021年より、ネオアンチゲン樹状細胞ワクチン療法の提供を開始。
同年、固形がんの治療効果判定に遺伝子解析を用いた「genomic RECIST(ゲノミックレシスト)※1」を考案・研究発表。
2024年には、進行膵臓がんにおける東京慈恵会医科大学との共同臨床研究成果※2を発表。治療奏効率70.0%、病勢制御率100%と、進行膵臓がんの治療結果として、極めて高い成果を得ることができました。
また、2021年には、脳梗塞や心筋梗塞といった重大疾患の予防と身体機能の改善を目的に「幹細胞治療」の提供を開始するなど、がん治療にとどまらず先進的技術の開発と導入を積極的に進めています。
沿革
- 2010年
- 東京ミッドタウン先端医療研究所開所
樹状細胞ワクチン療法、活性化リンパ球療法の提供を開始 - 2014年
- 高活性ナチュラルキラー細胞療法の提供を開始
- 2016年
- 腹水・胸水からがん抗原を作製し、樹状細胞ワクチン療法へ応用
- 2017年
- プレシジョンメディシンを導入
リキッドバイオプシー検査の提供開始 - 2018年
- 東京慈恵会医科大学附属 柏病院と共同臨床研究を開始
- 2020年
- 改良されたWT1ペプチドを樹状細胞ワクチン療法へ応用
- 2021年
- ゲノム医療を導入
遺伝子解析結果を基に作成したネオアンチゲンペプチドを樹状細胞ワクチン療法へ応用
がんの治療判定に「genomic RECIST」を提唱・発表
動脈硬化症に対する幹細胞治療の提供を開始 - 2022年
- 幹細胞治療の対象をフレイル・関節痛に拡大
- 2024年
- 東京慈恵会医科大学との共同臨床研究成果を発表