がん免疫療法について
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Q
がんと免疫にはどんな関係がありますか?
A
免疫は、体内に侵入したウイルスや細菌、体内で生じた異常細胞(がん細胞など)を見つけて排除するしくみです。免疫力が低下すると、がんが発症しやすくなることも知られています。こうした体のしくみを利用し、がんを攻撃する力を高めて治療に活かすのが「がん免疫療法」です。
当施設で行う樹状細胞ワクチン療法もそのひとつです。 -
Q
がん免疫療法は、痛みにも効果がありますか?
A
痛みの改善を目的としたものではありませんが、がんの縮小により痛みが軽減されたケースもあります。
- 効果には個人差があります。
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Q
免疫でがんが治るなら、なぜがんはできるのですか?
A
本来の免疫力だけではがん細胞を抑えきれないことがあります。樹状細胞ワクチン療法では、がんを標的にできる免疫細胞の力を高めることで、これまで攻撃できなかったがんにも働きかける仕組みです。