長期的な“再発予防”も視野に併用治療をご提案いたします。
がんの再発リスク
がんを取り去ることができた場合でも、微小ながん細胞は検出されず、体内に残ってしまうことがあります。この微小ながん細胞が再び増殖して塊となり「がん」として発現する状態を、「がんの再発」といいます。
再発は、治療をした場所の近くだけでなく、がん細胞がリンパ液や血液の流れに乗って別の臓器で増殖(転移)する場合もあります。
治療後のがんの潜伏期間は5年~10年と長く、長期的な経過観察が必要になります。
微小ながん細胞が再発の原因に


“免疫の力”でがんの再発予防を期待
人間の体には、 細菌やウイルス、がん細胞など体に害をなすものを攻撃・排除する免疫システムが備わっています。
免疫システムはさまざまな役割を担った免疫細胞が機能しており、体外から侵入した病原体や、体内で発生した異常細胞(がん細胞など)を見つけると、それを異物として駆除し体を守ります。
免疫システムはさまざまな役割を担った免疫細胞が機能しており、体外から侵入した病原体や、体内で発生した異常細胞(がん細胞など)を見つけると、それを異物として駆除し体を守ります。
再発予防に「樹状細胞」を利用した免疫療法
当施設で提供している「樹状細胞ワクチン療法」 は、体の免疫力をがんに対して優位なバランスに傾けることで、体内に残った微小ながん細胞をたたくことを狙う治療法です。
患者様ご自身の免疫細胞を利用するため、副作用を抑えた治療を行えることが特長であり、標準治療との併用による相乗効果や、経過観察中に再発予防を目的とした治療が可能です。
患者様ご自身の免疫細胞を利用するため、副作用を抑えた治療を行えることが特長であり、標準治療との併用による相乗効果や、経過観察中に再発予防を目的とした治療が可能です。
再発予防の実績
樹状細胞ワクチン療法 累計治療実績(再発予防)

1クールを1件とした累計治療実績
2010年-2024年 治療がん種 割合(再発予防)
