自家細胞と他家細胞
細胞治療(再生医療)では、自分の細胞を使用してする「自家(じか)細胞」と、自分以外の細胞を使用する「他家(たか)細胞」治療があります。
自家細胞による治療
患者様ご自身の体から細胞を採血等で採取、培養・加工を行った後、注射や点滴により体に戻して治療を行います。
特徴
- 自分の細胞を使用するため、副作用等のリスクが少ない。
- 患者様ごとに作製するため、治療までに時間がかかる。
他家細胞による治療
他人(ドナー)の細胞を採取・培養して保管。治療の際に加工して患者様に使用します。
特徴
- 1人のドナーから複数の患者様に提供できるため、比較的多くの方への治療に活用しやすい。
- 他人の細胞を利用するため、まれに拒絶反応や感染症リスクが生じる可能性がある。
当施設の免疫細胞治療

当施設で提供している免疫細胞治療は、患者様ご自身の自家細胞を使用する「オーダーメイド」方式です。
同施設内に、細胞培養加工施設(CPC:Cell Processing Center)を完備。日本再生医療学会認定の臨床培養士を中心としたチームが、徹底した衛生管理のもと、細胞を培養・加工する技術を活かしてワクチンの製造を行っています。