免疫細胞を用いた再生医療脳腫瘍の治療

脳腫瘍イメージ

脳腫瘍は、脳をはじめとする頭蓋内にできる腫瘍の総称で、発生する部位や細胞の種類によってさまざまなタイプがあります。良性と悪性があり、脳以外のがんから転移してくる「転移性脳腫瘍」も含まれます。

初期には自覚症状が出にくいこともありますが、腫瘍が大きくなると、頭痛、吐き気、視力の低下、手足のしびれ、けいれん、言語障害など、脳の圧迫による症状が現れることがあります。特に、朝の起床時に強い頭痛が続く場合などは注意が必要です。

治療は腫瘍の種類や位置、患者様のご状態によって異なり、手術・放射線治療・化学療法などを組み合わせた多面的な治療が行われます。神経や周囲の脳組織に影響が及ぶ可能性があるため、治療方針の選択には慎重な判断が求められます。

当施設では、患者様お一人おひとりのご希望やお体の状態を丁寧にうかがいながら、ご自身に合った治療法についてご相談いただけます。治療効果の向上や副作用を抑えることを目的とした免疫療法(樹状細胞ワクチン療法)も選択肢のひとつとして、お気軽にご相談ください。

樹状細胞ワクチン療法について

当施設が提供する「樹状細胞ワクチン療法」は、患者様ご自身の細胞を使い、がんと闘う力(免疫)を高めることを狙う免疫細胞療法です。化学療法などと併用することで、相乗効果が期待されます。
樹状細胞ワクチン療法を見る

治療の対象となる方

当施設では、現在の治療状況やお身体の状態に合わせて、それぞれの患者様にとって「いま必要な治療」を一緒に考え、ご提案しています。

早期がん、経過観察中の方には、標準治療を支える併用療法や、再発予防を目的とした治療をご案内しています。
早期がん・経過観察中の方

遺伝子情報に基づく「オーダーメイド治療」など、新たな選択肢を一緒に探っていきます。
再発転移・進行がんの方

治療の流れ

まずはご相談ください。患者様のこれまでの治療経過や、今後のご希望について、医師が資料をもとに丁寧にお伺いします。
各種検査、アフェレーシス(成分採血)、治療(ワクチン投与)という流れで治療を行います。
治療の流れ