免疫細胞を用いた再生医療乳がんの治療

乳がんイメージ
乳がんは、乳房の中にある「乳腺」に発生する悪性腫瘍です。特に、母乳をつくる小葉や、それを乳頭まで運ぶ乳管の細胞から発生するケースが多く見られます。進行すると、リンパや血液の流れに乗って、肺・肝臓・骨などの離れた臓器へ転移することもあります。

乳がんは比較的予後の良いがんとされていますが、早期発見・早期治療が何より大切です。東京ミッドタウンクリニックでは、乳がん検診(マンモグラフィ・超音波など)を通じて早期発見をサポートしています。

治療はがんの進行度や性質に応じて、手術・放射線治療・抗がん剤・ホルモン療法・分子標的薬治療などを組み合わせる必要があり、術後の再発予防も含めた長期的な治療計画が求められます。標準治療と合わせて、治療効果の向上や副作用を抑えることを目的とした免疫療法(樹状細胞ワクチン療法)の活用も可能です。

当施設では、患者様の治療歴やご状態に応じて、再発予防や治療効果の向上を目指した免疫療法をご提案しています。身体への負担が少ない治療を組み合わせることで、安心して治療を継続いただける環境を整えています。

樹状細胞ワクチン療法について

当施設が提供する「樹状細胞ワクチン療法」は、患者様ご自身の細胞を使い、がんと闘う力(免疫)を高めることを狙う免疫細胞療法です。化学療法などと併用することで、相乗効果が期待されます。
樹状細胞ワクチン療法を見る

治療の対象となる方

当施設では、現在の治療状況やお身体の状態に合わせて、それぞれの患者様にとって「いま必要な治療」を一緒に考え、ご提案しています。

早期がん、経過観察中の方には、標準治療を支える併用療法や、再発予防を目的とした治療をご案内しています。
早期がん・経過観察中の方

遺伝子情報に基づく「オーダーメイド治療」など、新たな選択肢を一緒に探っていきます。
再発転移・進行がんの方

治療の流れ

まずはご相談ください。患者様のこれまでの治療経過や、今後のご希望について、医師が資料をもとに丁寧にお伺いします。
各種検査、アフェレーシス(成分採血)、治療(ワクチン投与)という流れで治療を行います。
治療の流れ