
食道がんは、食道の内側を覆う粘膜にできるがんで、多くは胸部の中央付近に発生します。複数の病変が同時に現れることもあり、早期は自覚症状がほとんどありません。
進行すると、飲食時の違和感やつかえる感覚、体重減少、声のかすれなどの症状が現れることがあります。治療は進行度により異なり、粘膜にとどまる早期がんでは内視鏡的切除が中心となり、進行がんでは化学療法や放射線治療、手術を組み合わせた治療が行われます。
当施設では、患者様の治療歴やお体の状態に応じて、標準治療と併用可能な免疫療法(樹状細胞ワクチン療法)をご提案しています。副作用の軽減や治療効果の向上を目指し、患者様それぞれに合わせた治療選択をサポートします。
樹状細胞ワクチン療法について
当施設が提供する「樹状細胞ワクチン療法」は、患者様ご自身の細胞を使い、がんと闘う力(免疫)を高めることを狙う免疫細胞療法です。化学療法などと併用することで、相乗効果が期待されます。
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治療の対象となる方
当施設では、現在の治療状況やお身体の状態に合わせて、それぞれの患者様にとって「いま必要な治療」を一緒に考え、ご提案しています。
早期がん、経過観察中の方には、標準治療を支える併用療法や、再発予防を目的とした治療をご案内しています。
早期がん・経過観察中の方
遺伝子情報に基づく「オーダーメイド治療」など、新たな選択肢を一緒に探っていきます。
再発転移・進行がんの方
治療の流れ
まずはご相談ください。患者様のこれまでの治療経過や、今後のご希望について、医師が資料をもとに丁寧にお伺いします。
各種検査、アフェレーシス(成分採血)、治療(ワクチン投与)という流れで治療を行います。
治療の流れ