免疫細胞を用いた再生医療胆のうがんの治療

胆のうがんイメージ

胆のうがんは、早期にはほとんど自覚症状がなく、消化器がんの中でも治療が難しいがんのひとつです。
進行すると、みぞおちや右上腹部の痛み、黄疸、発熱などの症状があらわれることがあります。早期発見が難しく、見つかった時点で進行しているケースも少なくありません。

治療はがんの進行度によって異なり、早期の場合は腹腔鏡による胆のう摘出術が検討されます。胆のうの近くにある肝臓への浸潤が疑われる場合は、胆のうと一部の肝臓を一緒に切除する拡大胆嚢摘出術が行われることもあります。切除が難しい進行例では、化学療法(抗がん剤)を中心とした治療が選択されます。

当施設では、患者様の治療歴やご状態に応じて、標準治療と併用可能な免疫療法(樹状細胞ワクチン療法)をご提案しています。再発予防や治療効果の向上を目指した選択肢としてご相談いただけます。

樹状細胞ワクチン療法について

当施設が提供する「樹状細胞ワクチン療法」は、患者様ご自身の細胞を使い、がんと闘う力(免疫)を高めることを狙う免疫細胞療法です。化学療法などと併用することで、相乗効果が期待されます。
樹状細胞ワクチン療法を見る

治療の対象となる方

当施設では、現在の治療状況やお身体の状態に合わせて、それぞれの患者様にとって「いま必要な治療」を一緒に考え、ご提案しています。

早期がん、経過観察中の方には、標準治療を支える併用療法や、再発予防を目的とした治療をご案内しています。
早期がん・経過観察中の方

遺伝子情報に基づく「オーダーメイド治療」など、新たな選択肢を一緒に探っていきます。
再発転移・進行がんの方

治療の流れ

まずはご相談ください。患者様のこれまでの治療経過や、今後のご希望について、医師が資料をもとに丁寧にお伺いします。
各種検査、アフェレーシス(成分採血)、治療(ワクチン投与)という流れで治療を行います。

治療の流れ