免疫細胞を用いた再生医療口腔がんの治療

口腔がんイメージ
口腔がんは、舌がん・歯肉がん・口底がん・頬粘膜がん・硬口蓋がんなど、口の中に発生するがんの総称で、約90%が粘膜にできる扁平上皮がんです。
初期は自覚症状が少なく、進行すると粘膜のただれや出血、口の開けづらさ、飲み込みや発話のしづらさなどの症状が現れます。

治療は、がんの大きさや広がり、部位に応じて異なります。早期では手術による切除が中心となり、進行がんでは放射線治療や化学療法を組み合わせた治療が行われます。

当施設では、患者様の治療歴やお体の状態に応じて、標準治療と合わせて、治療効果の向上や副作用を抑えることを目的とした免疫療法(樹状細胞ワクチン療法)の活用をご提案しています。再発予防や治療効果の向上を目指し、患者様それぞれに適した選択肢をご案内しています。

樹状細胞ワクチン療法について

当施設が提供する「樹状細胞ワクチン療法」は、患者様ご自身の細胞を使い、がんと闘う力(免疫)を高めることを狙う免疫細胞療法です。化学療法などと併用することで、相乗効果が期待されます。
樹状細胞ワクチン療法を見る

治療の対象となる方

当施設では、現在の治療状況やお身体の状態に合わせて、それぞれの患者様にとって「いま必要な治療」を一緒に考え、ご提案しています。

早期がん、経過観察中の方には、標準治療を支える併用療法や、再発予防を目的とした治療をご案内しています。
早期がん・経過観察中の方

遺伝子情報に基づく「オーダーメイド治療」など、新たな選択肢を一緒に探っていきます。
再発転移・進行がんの方

治療の流れ

まずはご相談ください。患者様のこれまでの治療経過や、今後のご希望について、医師が資料をもとに丁寧にお伺いします。
各種検査、アフェレーシス(成分採血)、治療(ワクチン投与)という流れで治療を行います。
治療の流れ