免疫細胞を用いた再生医療前立腺がんの治療

前立腺がんイメージ

前立腺がんは、前立腺の細胞が何らかの原因で異常に増殖することで発生する悪性腫瘍のひとつです。
早期の段階では自覚症状がないことが多く、健康診断などで偶然見つかるケースも少なくありません。ただし、尿が出にくい、排尿の回数が多いなどの症状が現れることがあります。

治療は、がんの進行度や患者様の年齢、体調に応じて選択されます。早期であれば、手術や放射線治療が主に行われ、いずれも良好な治療成績が報告されています。標準治療と合わせて、治療効果の向上や副作用を抑えることを目的とした免疫療法(樹状細胞ワクチン療法)の活用も可能です。

前立腺がんは治療法の選択肢が多く、ご自身で判断を求められる場面も増えています。当施設では、治療による生活への影響や選択肢について丁寧に情報提供を行い、患者様が納得のいく治療を選択できるようサポートいたします。

樹状細胞ワクチン療法について

当施設が提供する「樹状細胞ワクチン療法」は、患者様ご自身の細胞を使い、がんと闘う力(免疫)を高めることを狙う免疫細胞療法です。化学療法などと併用することで、相乗効果が期待されます。
樹状細胞ワクチン療法を見る

治療の対象となる方

当施設では、現在の治療状況やお身体の状態に合わせて、それぞれの患者様にとって「いま必要な治療」を一緒に考え、ご提案しています。

早期がん、経過観察中の方には、標準治療を支える併用療法や、再発予防を目的とした治療をご案内しています。
早期がん・経過観察中の方

遺伝子情報に基づく「オーダーメイド治療」など、新たな選択肢を一緒に探っていきます。
再発転移・進行がんの方

治療の流れ

まずはご相談ください。患者様のこれまでの治療経過や、今後のご希望について、医師が資料をもとに丁寧にお伺いします。
各種検査、アフェレーシス(成分採血)、治療(ワクチン投与)という流れで治療を行います。
治療の流れ