免疫細胞を用いた再生医療平滑筋肉腫の治療

平滑筋肉腫イメージ

平滑筋肉腫(へいかつきんにくしゅ)は、筋肉の中でも内臓や血管の壁などにある「平滑筋」から発生する稀ながんです。子宮や消化管、皮膚、血管など、体のさまざまな部位にできる可能性があります。

初期には自覚症状が少ないこともありますが、腫瘍が大きくなると、しこりや圧迫感、痛みなどの症状が現れることがあります。腫瘍の発生部位によって症状は異なります。

治療の基本は手術で、がんの取り残しを防ぐため、広範囲の切除が必要になる場合もあります。術後の再発リスクが高いケースでは、抗がん剤や放射線治療が行われることがあります。

当施設では、標準治療との併用が可能な免疫療法(樹状細胞ワクチン療法)をご提案しています。再発予防や治療効果の向上を目指し、患者様お一人おひとりの状態に合わせた治療の選択肢をご提供しています。

樹状細胞ワクチン療法について

当施設が提供する「樹状細胞ワクチン療法」は、患者様ご自身の細胞を使い、がんと闘う力(免疫)を高めることを狙う免疫細胞療法です。化学療法などと併用することで、相乗効果が期待されます。
樹状細胞ワクチン療法を見る

治療の対象となる方

当施設では、現在の治療状況やお身体の状態に合わせて、それぞれの患者様にとって「いま必要な治療」を一緒に考え、ご提案しています。

早期がん、経過観察中の方には、標準治療を支える併用療法や、再発予防を目的とした治療をご案内しています。
早期がん・経過観察中の方

遺伝子情報に基づく「オーダーメイド治療」など、新たな選択肢を一緒に探っていきます。
再発転移・進行がんの方

治療の流れ

まずはご相談ください。患者様のこれまでの治療経過や、今後のご希望について、医師が資料をもとに丁寧にお伺いします。
各種検査、アフェレーシス(成分採血)、治療(ワクチン投与)という流れで治療を行います。
治療の流れ